農学中手の会 第4回研究集会のご案内

日本農学研究者各位

 本会開催において参加者及び支援者の皆様には大変お世話になり、心より感謝申し上げます。多くの方々により活発な議論の場が形成され、盛会のうちに終了することができました。
 今後とも変わらぬご協力を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

農学中手の会は、「育種学会」・「作物学会」・「園芸学会」・「植物病理学会」等の農学系の学会から、30〜40代の研究者を中心に結成された研究会です。これらの学会には対象とする作物や利用する技術に共通する研究が多いため、交流と情報共有を深めることで研究のさらなる発展を促すことができると考えられます。

しかしながら、これまで学会間の継続的な交流を図ることは容易ではありませんでした。農学系の学会は毎年9月と3月に集中して開催されるため、短期間に移動を繰り返さなければ複数の学会に参加することができません。また、日程が重なることも多く、そうなると物理的に参加できない学会も出てきます。
そこで、農学中手の会ではこの問題を解消すべく、農学系でも特に「脂が乗りかけている」研究者層を対象に活動しています。活動の内容は以下の二つです。

一つ目は、「ローテーション式ワークショップ」です。一年ごとに育種・作物・園芸および植物病理の各学会をまわり、開催学会以外の学会から演者を招待したワークショップを開きます。
二つ目が、年一回の「研究集会」です。独立前後の、主に40代前半くらいまでの研究者が一堂に会し、その全員が研究発表を行う形で開催します。
第1回の研究集会には24名、第2回・第3回の研究集会にはそれぞれ40名の研究者が集まり、小規模ながら極めて濃密な議論を交わすことができました。4回目となる今回も、規模を40名前後に維持し、3日間にわたって開催したいと考えております。

研究は1人で行うものかも知れません。しかし同時に、研究とは人脈によって活性化されるものだと我々は考えています。勢いのある研究者同士が集まり、自由に議論を戦わせる場として、この中手の会は機能していきたいと考えています。

今年の農学中手の会 第4回研究集会は、12月7日〜9日に滋賀県で開催されます。
運営委員といたしましては、会場の設営、プログラムの編成等の作業に尽力して充実した会となるよう努力して参りますので、是非多数の方にご参加いただきますようお願いいたします。

■ 会期
2018年 12 月 7 日(金)~9 日(日)

■スケジュール

参考  スケジュール案
12月7日(金) 
    13:30-14:00 受付 
    14:00-17:30 口頭発表 
    18:00-22:30 夕食 自由時間 兼 情報交換会
12月8日(土) 
    09:00-12:10 口頭発表 
    12:10-14:10 昼休み 
    14:10-17:00 口頭発表 
    17:20-19:20 夕食 自由時間 
    19:20-20:10 特別講演 
    20:00-22:30 自由時間 兼 情報交換会
12月9日(日) 
    09:00-12:00 口頭発表

■ 会場
雄琴温泉 湯の宿 木もれび(〒520-0102 滋賀県大津市苗鹿2-30-1)
http://www.komolebi.jp/

■ 対象
主に30〜40代の農学系研究者
(+参加を希望する学生)

■ 参加予定数
40 名を想定しております。

■エントリー状況
最終講演者数 41人   演題(一般)

内藤健 耐塩性進化の影の支配者
野田口理孝 異科接木の秘訣を分子レベルで知りたい
東樹宏和 最強の植物共生菌をもとめて
羽馬 哲也 赤外分光法によるイネの葉のクチクラ外ワックスの非破壊分析
戸田陽介 集合知を元にした病害虫診断モデル+
浅井秀太 植物病原菌の巧妙な認識回避の“術”
関 功介 桃栗三年柿八年 レタスは何年?
白武勝裕 サンプルに針を刺すだけで数秒でメタボローム解析
臼井 靖浩 雑種強勢効果は、生育環境に影響を及ぼすか?
前田太郎 AM菌の気まぐれリボソーム2
鮎川 侑 植物病原菌の小型染色体について
田中 啓介 「早い・安い・旨い」を目指したMicrosatellite capture sequencing法の展開
津坂 宜宏 薬用植物ホソバオケラの薬効成分の遺伝解析
樋山 肇 薬用植物マオウの総アルカロイドに関する遺伝学的解析
矢野 憲司 パブリックデータ利活用による研究の迅速化
田中伸裕 イネの栄養吸収に関わる遺伝子の機能解析と、遺伝資源の有効活用について
黒羽 剛 水没に負けずに伸びる「浮きイネ」の戦略とその起源に迫る
水多 陽子 花粉管をベクターとして植物を変える
三浦 千裕 菌根菌を従えた花の女王ランのしたたかな生き方
西辻光希 オキナワモズクとモズクの違い~ゲノム的に~
小林 裕樹 共生者である菌根菌の代謝システム
丸山大輔 精細胞が移動するメカニズムを追う
中野友貴 GWASにおける合理的で都合のいい閾値の決め方
高梨秀樹 ソルガムにおける小穂構造の形態学
佐藤昌直 ウイルスは我々の想像の斜め上を行っているか?
山内卓樹 根の組織サイズ比と土壌水分含量の相関モデルを応用する
風間 裕介 難しいけど面白い!植物巨大Y染色体の研究
井藤純 フィールドで展開する茎頂メリステム研究
辻 寛之 サボテンのフロリゲン
肥後 あすか 植物の幹細胞組織でのエピゲノム動態を解析する
保坂 碧 ゲノムに寄生する配列の生存戦略の分子機構・進化とその応用
加星光子 ゲノム編集によるキクの育種技術確立に向けて
川原善浩 ナノポアシーケンシングによるリファレンス級イネゲノム構築とマルチリファレンスゲノム時代に向けて
藤原 正幸 ヤンマー・バイオイノベーションセンター・倉敷ラボにおける研究開発 ~持続可能な食料生産の実現を目指して~
有本飛鳥 海藻クビレズタの形態形成を理解するための「シングルセル」解析
西内俊策 日本のイネ栽培レガシーデータから価値を見出したい

参考資料 第3回農学中手の会の参加費内訳■ 運営■ 参加費  20,000円程度を予定 (全日程参加の場合)

<参加費の内訳・二泊三日の場合>
宿泊費    : 12,000円 (領収書は宿泊施設より出ます)
会場代    :   3,000円 (領収書は中手の会より出ます)
要旨代    :   1,000円 (領収書は中手の会より出ます)
情報交換会費 :   4,000円 (領収書が必要な方はお申し付け下さい)

<備考>
・1人部屋をご希望の方は,宿泊費が変更となります。また一泊二日の場合には宿泊日により宿泊費が異なります。

中手の会運営世話人一同
内藤健(農業・食品産業技術総合研究機構 遺伝資源センター)
高梨秀樹(東京大学大学院農学生命科学研究科)
山内卓樹(国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)さきがけ)
西内俊策(名古屋大学大学院生命農学研究科)
門田有希(岡山大学大学院環境生命科学研究科)

■ 協賛■

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